厚生労働省「家庭内濃厚接触者の待機期間の取扱いの変更」

オミクロン株の感染が爆発的に広がり、今もその勢いが止まりません。このような中、厚生労働省より家庭内濃厚接触者の待機期間の取扱いについて変更がありましたので、お知らせします。

感染症エクスプレス@厚労省 Vol.456より抜粋(厚生労働省の感染症情報に関するメールマガジンです)

◆新型コロナウイルス感染症オミクロン株の家庭内濃厚接触者の待機期間の短縮について

新型コロナウイルス感染症オミクロン株の特徴が徐々に明らかになってきております。濃厚接触者の待機期間については、先日7日間に短縮されたところですが、今回は、家庭内濃厚接触者の待機期間の新たな取扱についてお伝えいたします。これまでの濃厚感染者の待機期間は、「最終曝露日(陽性者との接触等)から7日間」としていたため、家庭内の濃厚接触者は、最終曝露日が感染者の自宅療養期間最終日となり、最長で17日間の待機が必要と判断される場合が多くなっておりました。新たな取扱では、感染者の発症日または感染対策を講じた日のいずれか遅い方を0日として、7日目までに発症しない場合は濃厚接触者としての待機期間を終了する方針を示しております。

これは、国立感染症研究所が1月31日に公表した報告を参考に検討されました。この報告では、国内で発生したオミクロン株症例を積極的疫学調査で情報収集し、疫学的リンクが明らかな症例の発症間隔が分析されました。厚生労働省では、国立感染所研究所等とも連携し、引き続き新型コロナウイルスに関する科学的知見の集積を行っていきます。

◆(東京都福祉保健局作成)同居家族等の待機期間の考え方
厚生労働省と同じ説明ですが、こちらは図解になっております。新しい待期期間の考え方についてご理解いただけるかと思います。
同居家族等の待機期間の考え方

◆神奈川県「自主療養システム」
家庭内濃厚接触者の待機期間とは別の話になりますが、神奈川県では「自主療養システム」を導入しているため、少し扱いが煩雑です。
限られた医療資源をリスクの高い方へ重点的に提供するため、以下の方(※)は医療機関の診断を待たずに自ら療養を始められるよう、「自主療養」を選択できることになりました。(※)6歳から49歳までの方、重症化リスク因子がない方、妊娠していない方

自主療養を選択する場合は、よくある質問のうち特にQ5検査キット、Q8出勤・投稿が可能となる日について事前に確認されておくと良いです。個別具体的には、神奈川県の問い合わせフォームからご質問ください。