社内でコロナ感染者が出ても責めないで

今朝、NHKのニュースで、コロナに感染して自宅療養していた方が、周囲の方が感染したことで「自分のせいで周りに迷惑をかけてしまい申し訳ない」とメモを残し自殺なさったことが報道されていました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210122/k10012827321000.html

今、経営者を始め、社員の手当をなさる人事総務の皆様は、感染拡大のニュースを聞くにつれ、心労がいかばかりかとお察しします。

そして、万一感染者が社内に出てしまったら、対応やクラスター対策に追われピリピリなさることと思います。でも、万一社内に感染者が出てしまったとしても決してその方を責めないでください。その方だって誰かから感染してしまったわけで悪いことをしたわけではないのですから。

そして社内に「決して感染者・濃厚接触者・感染を疑われる者等を責めないように」と毅然として周知徹底してください。

犯人探しや嫌がらせなどが多勢に無勢下で行われたような場合はハラスメントと認定され、会社と行為者がパワハラ防止法の法令違反に問われることもあり得ます。また、このニュースのように最悪の結果になってしまったら、取り返しがつきません。

皆様を始め、社員の皆様も心が大変疲れていることと思います。
国の心の悩み相談窓口一覧を以下にご案内しておきます、ぜひご活用ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000643326.pdf

弊所も所長がカウンセラーの有資格者ですのでいつでもご相談ください。
引き続きよろしくお願いいたします。