転倒等の労災防止対策に活用できる補助金 「エイジフレンドリー補助金」
労災事故では「転倒」が最多になっており、これを防止するための取り組みを支援する「エイジフレンドリー補助金」という制度がございます。
今回は、エイジフレンドリー補助金の中から
・高齢者労働者の労働災害防止対策コース
・転倒防止や腰痛予防のためのスポーツ・運動指導コース
をご案内いたします。なお、エイジフレンドリー補助金は中小企業のみを対象としております。
【 高齢者労働者の労働災害防止対策コース 】
概 要 :高年齢労働者が安全に働けるよう、危険な場所や負担の大きい作業を解消するための取組が補助対象
対象労働者:60歳以上の労働者を常時1 名以上雇用し、その方が補助対象に関する業務に就いていること
補助額 :身体機能の低下を補う設備・装置の導入その他の労災対策に要する経費(機器の購入・工事の施工等)の経費の2分の1(消費税を除き上限100万円)
【 転倒防止や腰痛予防のためのスポーツ・運動指導コース 】
概要 :転倒防止や腰痛予防を目的としたもので、専門家等による運動指導プログラムに基づいた身体機能のチェック、専門家等の運動指導等に要した費用が補助対象
対象労働者:年齢制限はなく、すべての労働者が対象
補助額 :転倒防止や腰痛予防の運動指導等に要する経費に限られ、その経費の4分の3(消費税を除き上限100万円)
【申請のステップ】
窓口は一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会「エイジフレンドリー補助金事務センター」です。申請の流れは、最初に交付申請書類を提出し、その後、エイジフレンドリー補助金事務センターで審査、交付決定が行われます。交付決定の前に、設備・装置の購入や運動指導の発注等を行った場合、補助金の支給対象外となります。
交付申請書類の受付期間は2024 年10月31日までとなっているため、活用を検討される場合は、早めに補助金の確認をしておきましょう。
エイジフレンドリー補助金について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09940.html
「令和6年度エイジフレンドリー補助金」のご案内
https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/001158947.pdf